ものづくり村について

About us

北海道へ移住、十勝で起業、足寄町でものづくり

「はたらくものづくり村」は、2019年に北海道十勝エリアの北東部にある足寄町で、
「ものづくりをする人たちの新しい拠点」として誕生しました。

イベントやワークショップ、また、PC作業や読書などに利用できる多用途スペース「かってば」、クリエイターやビジネスを志す人々が集まって暮らす共同滞在施設「ながや」、職住一体型オフィスとして、また、家族で暮らせる一棟貸しの「おもや」の三棟が組み合わさり、「働・作・住に根ざしたものづくり環境」を形成しています。

足寄地域の人々の活動の場として、また、十勝で起業を目指す人々の足がかりの場として、人々の「創造的な暮らし」をサポートする空間を目指しています。

人が集まる、作る、場を育てる

江戸時代、本阿弥光悦が京都に作った「光悦村」には、さまざまな分野の、町衆や文化人、職人、芸術家たちが集まり、独自の文化を築きあげたといいます。ものづくり村を構想した代表は京都で宮大工の修行をしていた時代に足寄町での「光悦村」計画を立て始めました。そして、UターンやIターンが少しずつ増えてきた平成の最期、足寄町に、ものづくりをする人々の拠点が完成しました。ものづくり村はゆっくりとじっくりと人々の活動する場を育てています。

ものづくり村の建築について

ものづくり村と木組みの家

『木組みは人組み』という言葉があります。
木も人も、一本一本、一人一人に「癖」があり、
その「癖」とよばれる「個性」を嫌うことなく
適材適所にうまく組み合わせることが大切だということです。

癖のない真っ直ぐな木の方が扱いやすいのは当たり前ですが
自然の山で育つ木は真っ直ぐに成長した木ばかりではありません。
私たちの都合で、真っ直ぐな木ばかりを集めていたら
癖のある木は価値がないと捨てられ、資源は足りなくなるばかりです。

木の癖というのは、厳しい環境でも力強く生き抜いてきた証であり
山の斜面で根強く育ち、強風にさらされながらも踏ん張りそこで耐えてきたからこそ、
ねじれたり曲がったりといった形になるものです。
そうした癖のある木は、日当たりがよく、
平らな土地で真っ直ぐにすくすく伸びた木よりも強い生命力があり
左にねじれる木と、右にねじれる木を組み合わせることで歪みをふせぎ、
時間が経つとともに締め合い、ますます建物を強固にします。

これが『木組み』の考え方です。

そんな「木」のお話を「人」に置き換えて、ものづくり村にも多種多様な個性が集まることを願っています。人々が集まり、それぞれの個性が組み合わさって、芯のある地域が作られていく、私たちはそんな「場」を作りたいと考えています。

冬の間に乾燥させた木を組み始める。

釘やネジをほとんど使わない木組みの家は、解体して別の場所に移動することも可能。

梁が露出した空間、生きた木材が呼吸をして、室内の温度や湿度を整えてくれます。

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